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■ステロイド外用剤の使い方

ステロイド外用剤は1950年代にアトピー性皮膚炎に有用性が報告され、市販されました。 その後、多くの製剤が開発・発売され様々な炎症性疾患に用いられています。
ステロイド外用剤の基本的な使い方について説明します。

適切なステロイド外用剤の選択

使用に際しては、患者さんの年齢、疾患の種類・重症度、皮疹の部位などから、適切な剤形、強さのステロイド外用剤が選択されています。
一般に、ステロイド外用剤は抗炎症効果の強さにより5種類に分類されます。

使用部位による使い分け

皮膚の厚さや脂腺の多さなどの差により、頭、顔、腋の下、陰部は腕や体幹よりも吸収が良くなります。
逆に足裏は皮膚が厚いため吸収が悪くなります。必要に応じ複数のステロイド外用剤を使い分けることが重要となります。

塗り方

厚く塗ることはせず、薄く延ばして使用するのが基本です。使用する前後の手洗いは、汚染防止のために大切です。
重ね塗りやステロイド外用剤を塗布後に他の外用剤を塗ったリント布で覆う方法(いわゆるヌリハリ)は、使用方法を適切に習得することでより効果が強くなると言われています。

1回の必要量

成人の場合、手のひらを塗るのに大体0.25gくらい必要といわれています。体全体を塗るにはおよそ10gあれば塗ることができます。

1日の使用回数

多くの疾患では1日1?2回が原則であり、朝夕、特に入浴後の使用が推奨されています。必要回数以上の塗布は副作用の原因となる可能性があり、外用剤も不足してしまいます。効果の発現に応じて回数が変わる可能性があるので、必ず使用回数を確認をするようにしましょう。

副作用

一般に、内服薬に比べ、副作用は少なく安全性が高いと言われています。
しかし、最も強いステロイド外用剤では10g/日の使用を継続することで副腎の機能を抑制する可能性があるといわれています。
強いステロイド外用剤を2週間以上長く使用する時は注意が必要となってきます。

横浜市大附属市民総合医療センター
薬剤師 萩田義明・鈴木美隆


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最終更新 2009年 3月 21日(土曜日) 12:19
 

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