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■経口避妊薬とは

1.経口避妊薬とは
経口避妊薬(以下、OC)は、卵胞ホルモンと黄体ホルモン(この2つを女性ホルモンといいます)を成分とする錠剤です。
一般には「ピル」と呼ばれています。現在、低用量OCと言われるものが使用されていますが、以前は、もっと女性ホルモンの含量の多いOCが使用されていました。

しかし、血栓症や発癌などの副作用があるため、含量の低用量化によって副作用を軽減しつつ避妊の効果を維持した低用量OCが開発されました。
正しく服用をすれば、ほぼ100%の避妊効果があり、女性自らがコントロールできる避妊法です。治療のための薬剤ではないので、健康保険を使用することができず、自費扱いになります。
使用に際しては、避妊に失敗しないための十分な説明が必要であり、また、OCの服用に適するかどうかを確認するために、医師の診察と処方が必要となります。
2回目以降の処方時には、少なくなったとはいえ重い副作用の血栓症や性器癌、肝障害、高血圧などの発現をチェックするために、定期的に検診が行われます。

2.経口避妊薬の作用
妊娠は、排卵後卵子が受精し、その受精卵が子宮内膜に着床することで成立します。妊娠中は排卵が起こらず、女性ホルモンの分泌も減少しません。
この作用を利用して、OCは妊娠中だと思わせるべく、体内に女性ホルモンを高度に維持させることによって1排卵を抑えます。
その他、万一受精してもその受精卵が子宮内膜に着床するのを困難な状態にしたり、精子が膣から子宮内に侵入しにくくする作用などにより、避妊効果を示します。

3.経口避妊薬の副作用
不正出血が最も多く、悪心、嘔吐がこれに続きます。頭痛、乳房痛、体重増加などが少数みられます。
これらの副作用はOCを数ヶ月服用するうちに消失あるいは軽くなります。
避妊にはいろいろな方法がありますが、(性病に感染する危険性が高まるのは別として)最も確実な避妊法がOCです。
大部分の女性にとって、長期間服用しても安全であることが明らかとなっていますが、リスクを極力回避するために、医師と十分な情報交換をした上で服用することが大切です。

湯河原胃腸病院 薬剤師
櫻井 民雄


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最終更新 2009年 3月 23日(月曜日) 11:19
 

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