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■くすり(内服薬)とからだ

くすりを飲んだあと体の中でどのようなことが起きているのかについてご説明します。くすりは、体内に吸収されて効果を示す部位へ到達することが必要です。くすりの吸収は、投与方法やくすりの性質などにより異なりますが、ここでは代表的な内服薬の場合についてご紹介します。

1.口から飲み込んだくすりが消化管から吸収される(吸収)

口から飲み込んだくすりは、口→食道→胃→小腸の順に消化管の中を通っていきます。この時、くすりの成分は、一般に胃ではあまり吸収されることなく、主に小腸で吸収されます。

2.肝臓を経由してくすりが全身に広がる(分布)

小腸から吸収されたくすりの成分は、肝臓を経由して心臓へ達します。心臓からは血液の流れにのって移動し、全身へ広がります。そして効果を示す部位に届いて効きめを現します。

3.体内を回ったくすりが再び肝臓に戻り、分解される(代謝)

血液とともに体内を循環したくすりは、再び肝臓へ送り込まれ分解されます。くすりは体の中に入ったものすべてが効きめを現すわけではありません。肝臓には体に入ったものを分解する働きがあり、くすりもある程度分解されます。分解されずに残ったくすりは再度全身へ運ばれ、効果を持続させます。

4.体外に排泄される(排泄)

肝臓で分解されたくすりは糞中に排泄されるか、または腎臓でろ過され、尿とともに体の外に出ます。このような中で、血液中のくすりの濃度がある一定の濃度を超えると効果が現れます。


また、くすりを飲んでから排泄されるまでに、一定の時間が必要であり、体の外に排泄されるまで作用が持続します。よって、くすりの吸収と代謝・排泄のバランスから作用時間が決まります。


例えば、1日2回服用するくすりを決められた時間をあけずに飲むと、体の中のくすりの量が多すぎて、思いがけない副作用を引き起こす可能性があります。逆に飲む量を減らすと、くすりが効かず、病気が悪化してしまうおそれもあります。くすりがきちんと効果を発揮するためには、決められた時間に飲むことが大切です。

東海大学医学部付属病院
薬剤師 添田真司


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最終更新 2009年 3月 21日(土曜日) 12:24
 

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